2021年9月15日(水)発売
乗り味と価格がフレンドリーでなくてはならない。それが、大昔から250ccロードバイクに課せられてきた使命だった。だからこそ二輪メーカーの多くは、このクラスの主力エンジンを2気筒としていたのだが、1980年代中盤になると状況が一変。日本の4メーカーの技術力向上と企業努力によって、乗り味と価格がフレンドリーでありながら、超高回転域で官能的なフィーリングが堪能できる、250cc並列4気筒車が続々と登場したのである。──。
本書では、1983年に登場したスズキGX250FWに端を発し、FZ250フェーザーの登場で過熱していった1980年後半からの250cc4気筒モデルの変遷と実力を、1951年創刊の二輪月刊誌「モーターサイクリスト」が展開した当時のテスト記事を織り交ぜながら紹介します。近年再び人気が高まっている250cc絶版車の進化を見て読んで楽しめる内容となっています。
<A4変型、オールカラー92ページ>
CONTENTS
HONDA
CBR250FOUR[1986-1987]
CBR250R(MC17)[1987-1988]
CBR250R(MC19)[1988-1990]
CBR250RR(MC22)[1990-2000]
YAMAHA
FZ250 PHAZER[1985-1986]
FZR250(2KR/3HX)[1986-1988]
FZR250R(3LN)[1989-1994]
SUZUKI
GS250FW[1983-1986]
GF250/S[1985-1988]
GSX-R250(GJ72)A[1987-1989]
GSX-R250R(GJ73A)[1989-1991]
KAWASAKI
ZXR250/R(A/B)[1989-1990]
ZXR250/R(C/)D[1991-1999]
Column
1980年代初頭の250cc事情
日本初の250cc並列4気筒車
レプリカからネイキッドへ