2021年5月18日(火)発売
4メーカーのガチンコバトル。二輪雑誌ではその言葉がよく使われるけれど、ホンダ/ヤマハ/スズキ/カワサキが、まったく同じ土俵で、本当の意味で真剣勝負をしたのは、4スト400ccマルチの黎明期と言うべき、1979〜1983年が初めてだろう。
本誌で紹介する10台の生い立ちを知れば、当時の4メーカーが4スト400ccマルチ市場の覇権獲得に、どれだけの勢力を傾けていたかが理解できるはずだ──。
本書では、1979年に登場したカワサキZ400FXに端を発して過熱していった1980年前半の400cc4気筒モデルの変遷と実力を、1951年創刊の二輪月刊誌「モーターサイクリスト」の当時のテスト記事を織り交ぜながら紹介します。近年再び人気が高まっている400cc絶版車の進化を見て読んで楽しめる内容となっています。
CONTENTS
HONDA
CBX400[1981-1984]
VF400F[1982-1985]
CBR400F[1983-1986]
YAMAHA
XJ400[1980-1982]
XJ400Z[1983-1985]
SUZUKI
GSX400F[1981-1982]
GSX400FW[1983-1985]
KAWASAKI
Z400FX[1979-1982]
Z400GP[1982]
GPz400/F[1983-1990]
column
1970年代末の400事情
1990年前後の400マルチ