幕末剣豪完全ファイル

商品コード:978-4-86144-596-5

1,980円(税込)

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2021年7月8日(木)発売

幕末剣豪のすべてがわかる一冊
沖田総司ら新撰組・京都見廻組・幕府直参から河上彦斎ら四大人斬りと恐れられた過激志士、桂小五郎・坂本龍馬ら維新の立役者となった幕末の剣豪を完全網羅。

幕末の代表的な剣術の流派である北辰一刀流、神道無念流、鏡心明智流、直心影流らにもスポットを当て、現代まで脈々と続くその伝統と実力を綿密な取材も交えて紹介します。

剣豪と切っても切れないのが刀剣。和泉守兼定、陸奥守吉行といった名刀についても解説します。



CONTENTS
幕末の剣術とは?
幕府権力の弱体化や黒船来航などの世相的な要因もあり、
武士に限らず剣術は自衛手段として多くの者が学び始めた

幕末の日本刀
武張った意匠が人気だった、鎌倉刀への復古主義

小説になった剣豪
「中西道場の三羽烏」と呼ばれた
「寺田宗有」「白井亨」「高柳又四郎」

幕末の四大人斬り
田中親兵衛・岡田以蔵・河上彦斎・中村半次郎

北辰一刀流
「一刀流」の新たな流れを作り、現代剣道へと続く礎を築く
鏡新明智流
「抜かずに勝つ」に至るほどの「気位」を持っていた桃井春蔵
神道無念流
長州藩にその強さを認められ、多くの藩士が学んだ練兵館
直心影流
創始には諸説が入り乱れる、「幕末三大剣士」を輩出した流派
心形刀流
「幕末江戸四大道場」の一角に数えられた、伊庭八郎の出身道場
野太刀自顕流
幕末の動乱で多くの門弟が活躍し、維新後には政府の要職に就く

御留流
史料上でしか存在を確認されない流派が多くある

講武所と天保の三剣豪
「天保年間、剣術をもって天下に鳴ったのは江戸に男谷某、柳川には大石某、
中津には島田見山がいた」(中村栗園)

エリート剣客集団 京都見廻組
与頭の佐々木只三郎、大正の世まで生き延びた今井信郎は、
坂本龍馬暗殺の「近江屋事件」に関わったとされる。

新撰組の剣豪たち
幕末の「人斬り集団」新撰組は
どのような経緯で浪士組が募集され、新撰組へと発展していったのか

幕末の日本刀
江戸末期、幕末と呼ばれる時代には「新々刀」と呼ばれる刀が登場する。
出羽国出身の水心子正秀は鎌倉時代・南北朝時代の実戦用に特化した
古代の鍛刀法を研究し「実践的」「実用的」な刀剣を製作。
刀身の幅が豊かで強靱、切れ味も鋭い刀は、幕末の混乱期に多くの武士たちの手に渡っていった。

幕末の女性剣豪 中沢琴
「自分より強い結婚相手」を求めて
剣術試合を繰り返した

幕末剣豪リスト
「大名」「幕臣」「藩士」「攘夷志士」「侠客」
江戸末期から明治にかけて、圧倒的な技、力を誇った剣豪たち

幕末の侠客たち
東海道の清水次郎長、日光裏街道の国定忠治、
甲州街道の黒駒勝蔵などが有名どころである。