2021年10月28日(木)発売
国内メーカー各社から大排気量の並列4気筒エンジン車が続々と登場し、その波が中型クラスにも及んだ1970年代。だが、一般ユーザーにとってもっとも身近な存在として人気を博したのは、50cc超125cc以下の小型二輪、いわゆる"原付二種"だった。個性あふれるデザイン、オリジナリティに満ちたメカニズムと快活な走り……。この書を読めば、そういったモデルがいかに魅力的な存在であったのかがきっと分かるはずだ。
本書では、国内4メーカーから発売された原付二種モデルの変遷と特徴を、1951年創刊の二輪月刊誌「モーターサイクリスト」が展開した当時のテスト記事を織り交ぜながら紹介します。近年再び人気が高まっている原付二種モデルの進化を見て読んで楽しめる内容となっています。
CONTENTS
■70年代国内メーカー各社の原付二種カタログ
◦HONDA
ベンリイCB90JX/ベンリイCL90/ベンリイSL90/ベンリイCD90/スーパーカブC90/ベンリイCB125/バイアルスTL125/エルシノアMT125/1X(ダックスプロトタイプ)/マイティダックスホンダST90 etc.
◦YAMAHA
スポーツHX90/トレールHT90/ミニGT80/ビジネスYB90/メイトV90/スポーツRD125/トレールAT125/ジッピィLB80 etc.
◦SUZUKI
ハスラー90・125/バンバン75・90・125/K90/スーパーフリー90 etc.
◦KAWASAKI
90-TR/90-DX/90-MS/125-TR/75MT1 etc.
■「モーターサイクリスト」過去記事ダイジェスト
1973年2月号「特集 90ccクラス18車ジャンボテスト」
1973年8月号「特集 125全バリエーションの実地性能比較」
1974年1月号「特集★125スポーツのTest&Check」
1974年7月号「特集 ミニバイク・スペシャル」
1976年10月号「新ジャンルに挑戦 Dax ホンダ開発秘話」
■Column:戦後〜60年代の原付二種事情