呪術の日本史

商品コード:978-4-86144-736-5

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2023年9月6日(水)発売

「「言霊の幸ふ国」に根づく「呪い」を解明


「呪い」…多くの人は「のろい」と読むだろう。しかし、「呪い」は「まじない」とも読む。呪術とは「のろい」や「まじない」をかけるための秘術である。現代でも子供が怪我をしたら親が「ちちんぷいぷい。痛いの痛いの飛んでいけ」と「まじない」をかけるが、これも立派な呪術のひとつだ。呪術は日本古来より存在した文化であり、人々の生活や政治にも影響を及ぼしてきた。本書は、アニメ『呪術廻戦』で呪術や呪物に興味をもった人すべてに送る知られざる日本呪術史の副読本だ。歴史的な観点からの呪術を紐解き、安倍晴明を始め、賀茂忠行・賀茂保憲父子や役小角、空海といったスーパー呪術師たちの活躍に迫り、呪いとは何か、呪物とは何かを探った。本書を読むと呪術が現代にも確実に息づいているのがわかるだろう。